名古屋へ 後編

2004.09.16〜21

これまでのあらすじ
名古屋へ向けて出発し、近江八幡で30分の仮眠を取り
石樽峠を越えついに名古屋へ到着した俺はホテルで優雅に睡眠を取ったのであった。

三日目 18日 絶望の三日目

ホテルのチェックアウトリミットは10時。9時半まで眠るつもりで目覚ましをかけたのに
8時30分頃に目が覚めてしまったのでテレビでもつけてみる。
BS2が入るのでアニメでもやってるんじゃないかと期待していると、
変なディズニーっぽい動物アニメがやってたのでボーっと眺める。
続いて今日からマ王!が始まったけど眠くなったので二度寝。
起きるとうる星やつらが始まったが、見た事あったので三度寝。
さて、備え付けの日本茶をすすり水分だらけの机を片付け、今日は名古屋巡りだ。

まずは名古屋の電気街大須へ行くことにする。
チェックアウト時に大須への道を聞いてみる。
「歩いて行かれるのでしたら、その道を真っ直ぐです。」
…歩いて行けるの!?どうやらホテルの位置選択は図らずもBESTだったらしい。

因みにホテルの目の前にテレビ局があった。

外に出てまずはiPod起動。一曲目は当然「名古屋はええよ!やっとかめ」
俄然テンションが上がる。


大須

大須到着。さていかほどのオタ臭を振りまいてくれるかと期待するも、
歩いた場所が悪かったのか、それっぽい店はほとんど見当たらず。
アメ横ビルも面倒くさくて入らなかったなあ…(何しにいったんだ)
とりあえず腹が減ったので朝飯を探す。
せっかくだから名古屋っぽいのが食いたいなあと思っていると

エビフリャ

うむ、エビフライは名古屋名物のはずだ。キミに決めた!

エビフリャサンド

物凄い重圧感。料も味も問題無し。ただ朝飯から870円も払うことに…高いよ!

因みに名古屋に関する知識は
山本正之先生作詞作曲「名古屋はええよ!やっとかめ」に歌われる内容が全て。
大須は歌われてなかったからなあ。
さて、歌にもあるように名古屋はパチンコ発祥の地。
道中一回も立ち寄らなかったパチンコ、やらずに済ませられるものか。
意気揚々と近くにあったでっかいホールへ足を踏み入れる。
新台CRロボコップを初打ち。
ロボコップは実写調なのにスーパーリーチの女の子キャラだけ萌え系アニメ絵なので大変素晴らしい。
投資7000円目で通常図柄で大当たり!さらに衝撃の確変昇格!!
2箱で即ヤメて11600円換金。きっちりホテル代回収。旅先で勝つのは良いなあ。

隣にこれまたでっかいゲーセンがあったので立ち寄り、またメダルゲームのパチンコを打つ。
300円で大当たり4連荘。300枚くらいのメダルGET。
とりあえずメダルなんかあってもしかたないので、スロットマシン(パチスロにあらず)で消化。
…ところが当たる、当たる、底なしにメダルが払い出される…3000枚近くに膨れ上がったメダル…
スロットマシンはヤバイのでショボそうなメダル落しに切り替えたらジャックポット連発で
200枚とか400枚とか800枚とかがアホほど払いだされる…
ゲーセン内のどのメダルゲームをやっても100枚消費する間に数倍になって帰ってくる…
今日は人生で一番メダル勝ちしてる。これがパチスロのメダルだったらなあ…
消化不能なメダル量になってしまうも、貧乏性なので捨てることもできず
最後は100%負けるプレイスタイルでひたすらメダルを消費することに。
地面にメダルを零しても気にしない。そこのガキンチョ、どんどん拾っていけ。
もう当分メダルなんかみたくない…

時計を見る。…腕時計が無い。メダルゲーム中にどっかに置いてきたらしい。踏んだりけったり…
携帯を見る。20時。…名古屋に何をしに来たんだ。死にたい。絶望。

ちなみにこんなゲーセン。

これではあんまりなので、名古屋にもう一泊することにする。
虚ろな目で適当に走る。栄の街発見。
は都会だなあ。素晴らしい。
こんな時間じゃ観光もできないので、都市周辺をグルグル回ることに。
テレビ塔が見える。これは明日のぼろうかな。
栄といえば、歌にも歌われてる「サカエチカ」なるものがあるはずだ。恐らく地下街だろう。
入り口を探し回り、やっと進入。

サカエチカ

…全部しまってるよ。まだ8時過ぎなのに…
まだ晩飯食ってなってのに困る。

仕方なく地上に戻って動き回る。せっかくだから名古屋っぽいものを食いたい。
一時大阪十三のような風俗街に迷い込みウザイ目にあう。

カラオケ

おおう、カラオケがひしめいてる。朝6時までフリータイム1200円らしい。
今晩はここらで寝ることにしよう。
そしてカラオケ屋とカラオケ屋のちょうど間に、地味な定食屋発見。

味噌煮込み

味噌煮込みを注文。味噌煮込みってうどんだったのか。
それにしても汁が濃い。東京のうどんとかいう次元じゃない。
そりゃどん兵衛も関東風なわけだ。因みに800円。エビフライサンドより安い。
因みに、注文して出てきた料理を撮影するのは結構恥ずかしい。

食べ終わって22時前。カラオケフリータイム開始が10:30からなのでまだ時間がある。
ここで時間つぶしに再びパチンコに出撃。
結構好きな権利モノCRイタリアンドリームが今更新台で入っていたので打つ。
2000円で大当たり!しかし単発に終わる。即ヤメて4600円回収。これで今晩の宿泊費も余裕だな。

ちょうど10時半になった。カラオケ館へ突入。
まずはこれだ、名古屋で歌う「名古屋はええよ!やっとかめ」

名古屋はええよ

なんと専用背景っぽいのがついてる。流石本場。さっき見た建物とかが出てくる。感動だ
あとはいつもどおり適当にアニソンを歌う。
夜食にパチンコの余り玉でGETした戦利品を食す。
新海物語カステラって…そんなのまであるのか。しかも美味い。
1.5時間くらい歌って、そろそろ寝るか…と横になるも、ちょうど横に大絶叫な客が入り
その声で地鳴りが起きててんで眠れないのでに頼る。アーリータイムス。
一杯じゃ酔えないので、一気飲みしたあとJAMProjectの熱いのを大声で歌いまくる。
2曲で全身に回った。そのままぶっ倒れるように眠る。

しかしやはり酒が少なく、2時間で目が覚めて眠れなくなる。
これはいかんので、カラオケ屋を出て横にあった漫画喫茶へ乗り換え。
朝10時まで1500円でリクライニング個室。素晴らしい。
貸し出しDVD一覧を見てると以前から見たかった今敏監督「東京ゴッドファーザーズ」があったので
見ることに。1.5時間刮目して見た。素晴らしかった。
さて寝ようと横になると、隣でリネージュを音出しながらやってたり
二人でPS2で対戦ゲームして騒いでたりなにげに五月蝿くて眠れない。朝7時だぞ?
そうしてる間にマッサージ部屋が空いたので、折角なので場所移動。
睡眠を半ば諦めて高級マッサージ椅子で2時間マッサージを受ける。ついでに盗電。
なにげに1時間眠ることに成功し、朝10時を迎える。

走行距離:9.6km おいおい…

四日目 19日 名古屋観光そして帰路

昨日を三日目と数えるのも勿体無い気がするけど…兎に角四日目。
地味にカラオケと漫画喫茶のハシゴで3500円飛んで萎え。もうカラオケで寝るのは辞めよう…
まぁ昨日丸一日休憩したおかげで足は快調だ。今思えば良い選択だったかも。
さて、名古屋はええよ!やっとかめに歌われてる地名を巡ってみよう。
まずは鶴舞公園を目指す。恐らく何の面白みもない観光名所だとおもうけど…
朝食にパンとリプトン紅茶。やっぱ朝は珈琲か紅茶に限る。
途中白川公園とかいうところでつまらなさそうなイベントがやってたけど無視。
かっこいい銅像だけ記念に撮影。

どんどん進むとJR鶴舞駅発見。

鶴舞公園に集まってよ もっぺんやったろみゃーか関が原

あー。つまらん。
公園自体は異常に広いのでここだけで一日遠足は可能そうだけど
自然なら石樽峠のほうがよっぽど凄かったので5分ほど回って帰る。

次はJR名古屋駅を目指す。

名古屋 

JR名古屋駅 10:45

あの手前の変なオブジェが印象的。
流石にでかい。
あと駅周辺で変なパレードが。

そして駅の目の前で「ユニモール」への入り口を偶然発見。
ユニモールって地下街だったのか。偶然見つかってよかった。
まあ何の用事もないんだけど。
名古屋の地下街は日本一発達してるらしい。

次はメイン級名所テレビ塔を目指す。
道中、わき道に風俗発見。

セーラーS

まあまあ萌え看板だ。まぁでもこんなのでも中に入ったら
ただの風俗なんだろうなぁ…と思って良く見ると

二人だけの空間…

ヒスコハ!
ちょっと行ってみたかった。
とりあえず今回の旅の最萌えスポットということで。

名古屋はなんとなく京都に似てる気がする。
市街地は碁盤目だし、旧跡みたいなのも多いし。

テレビ塔! そびえるテレビ塔

11:23 テレビ塔到着。登るぜー
展望台から帰り道の作戦を立てるため、ローソンで新たな地図をコピーして持ち込む。
入場料750円取られた。通天閣は500円なのに…名古屋って物価高い?
通天閣と違い、テレビ塔は頂上まで階段で登ることも可能らしい。
ちょっと上りかけたが、450段くらいあるらしいので止める。足死んじゃう

名古屋城? 風景 風景

一枚目の写真の奥の方に名古屋城が見える。写真だと見えにくいな…
名古屋城より気になるのが一番手前のビル。とら…
貰ったパンフレットの風景写真にもばっちり乗ってる存在感。
あと展望台にあった地図に「パチンコミュージアム」なるものを発見。
流石パチンコの発祥地だ。是非行きたい。

道が大体わかったので展望台の下に下りてタワーレストランで昼食。

ミソカツ丼

ミソカツ丼を食べながら帰り道の作戦を立てる。
岐阜方面に進んで国道21号を進むのが唯一の山回避ルートのようだ。
ミソカツ丼は見た目無茶苦茶美味そうなのに何故か薄味でイマイチだった。800円。
ついでに自分への土産にういろうを買う。
あとテレビ塔限定ガシャポンで名所ピンバッチを2個回す。オアシス21と名古屋城GET。
ういろうってどんな食べ物なのか全く知らなかったけど
帰宅後食ってみたところチマキのようなものと判明。美味かった。
ういろうとピンバッチ(帰宅後撮影)
ちなみにオアシス21はこれ。何の施設かは知らん!

次は名古屋城。方向は同じなのでまずはとらに接近。

自然ととら

テレビ塔のふもとの小さい公園。実にいい感じだ。
いい感じだが、よく見ると奥にばっちり虎が映ってる。台無しだ

とら

とら
なかなかのでかさ。入っても何も買えないけどとりあえず進入し、美少女フィギュアを眺めて撤退。

13:00 名古屋城が見えてくる。進入を試みるが、
なんと堀の外側から既に入場料を取られるようだ。たしか500円くらい。
和歌山城は城寸前まで無料なのに…
テレビ塔でかなり金を使ったし、城まで歩くのも嫌すぎるので外から眺めることに。

名古屋城

有料範囲以外で一番名古屋城が大きく見える位置がこれ。
金シャチもギッリギリ目視できるのでまぁ良しとしよう。

転倒促進としか思えない

堀が異様に近く、柵が低いのでちょっと怖い。

さて、歌に歌われた名古屋の名所もほとんど回ったし、そろそろ帰ろうと思う。
最後にテレビ塔で知ったパチンコ博物館へ行こう。
…場所を忘れた。たしか帰り道の途中にあったんだけど…
とりあえず地図を探そう。

ローソン

一見それとは気付かない異様に洒落たローソン発見。
とりあえず名古屋観光マップとかを調べるが乗っていない。
仕方ないのでネットカフェ探して場所を調べよう。

ネット喫茶突入。1時間390円。疲れてるし休憩にもなっていいや。

ネット喫茶

とりあえずパチンコ博物館を調べる。
地下鉄鶴舞線浄心駅2番出口すぐの正村ビル3Fにあるらしいことが判明。
なんでもその昔正村という人がパチンコのゲージを考案してパチンコが生まれたらしい。
一時間からの料金なので残り20分ほど睡眠を取り、出発。
…道が全然わからないので人に聞きまくる。
皆自転車で行きたいというと怪訝な顔をして「…遠いですよ?」と馬鹿にした顔。

途中とうとう雨に降られる。しかし今回は雨具フルセットが有る。無敵だぜ!
…レインコートが蒸れること蒸れること…
あまりに熱すぎて気絶しそうになったので、塗れる方を選ぶ。
ズボンは一着しかないので、レインズボンだけ装備したままにしていると、
アンメルツが熱暴走し始めて膝がヤバ熱くなってきた。
限界が近いところでなんとか浄心駅到着。

正村ビル

正村ビル発見!3階に「正村竹一資料館第2章 パチンコミュージアム」とある。
第二章ってなんかかっこいいな。第一章はどこ?
とりあえず目の前、1Fにパチンコ屋がある。
パチンコ発祥の立役者のビルの1Fにあるパチンコ屋。
これは是非打ちたい。3000円突っ込んで敗走。

さていよいよ3Fへ登る。楽しみだ。
…閉館。開館時間11:00〜4:00まで。
…時計を見る。4時15分。
なんてこった。漫画喫茶で寝なければ…1Fでパチンコ打たなければ…
非常に残念だけどどうしようもないので、そのままその場を後にすることに。
まぁどうせ「最初のパチンコ台」とか化石みたいなの飾ってるだけだろう。いいさ。

これで名古屋巡りは終了。帰路に着こう。
パチンコ打ってる間に運良く雨は上がってくれたらしい。
まずは22号線を進み、21号線に乗り換え8号線→草津へ向かい、
行きと同じ道を帰る流れだ。
浄心駅から22号線は直ぐに見つかった。さて岐阜を目指そう。

岐阜まで

17:00
岐阜まであと31km。2時間くらいか。昼飯が豪華だったし、食事休憩は岐阜まで我慢だ。

常に都会っぽさを垂れ流してた名古屋から、岐阜方面の道に入ったとたん静かな町並みに。
だんだんバイパスになってきた。

こんがらがった世界

トンネルと地上と高架が笑えるほどこんがらがった頭のおかしい道。
ここをそのまま遊園地のアトラクションにすべき。

人を小馬鹿にしたような看板。なんかむかつく。
だんだん真っ暗になるが、自転車のライトが壊れてて着かないのでかなりスリリング。

岐阜! 岐南

18:46 岐阜入り。岐南という奴だな。ちょっと都会っぽい。
先日丸一日休んだといえ、やはり疲れがたまっていたらしく、既に二日目後半並みにきつい。
さっさと飲食店とコインランドリーと銭湯施設を探さなければ、と思って回りを見ると
見計らったかのようにそれが一列に並んでいた。しかもゲーセンつき。
まずはランドリーに洗濯物をぶち込む。ズボンも汗でそろそろヤバイので脱いでぶち込んで
かわりにレインズボンを素肌にはいてサイゼリアで夕食。

リッチマン

一番高いのを選んでやったぜ。ヒャッホウ!
ハンバーグと焼肉が両方ついてるよ!
家族がワイワイしてるファミレスに素肌にレインズボンはいたボロボロのオッサンが一人でやってきて
豪華な食事を撮影している様は他人にどう見えるのだろう。

ランドリーに戻って洗濯物を乾燥機に移し、ゲーセンで時間つぶし。
うまい具合に乾燥も終了したので、綺麗な服を持って銭湯へ。

スパ

ぎなんの湯
一風呂450円。シャンプーは備え付けじゃないのか。草津はついてたのに。
なんか電気湯とかいうのがあって、入ったらビリビリした。
筋肉痛がビクビクするのでなんか効きそうな感じだけど
心臓に物凄く悪そうなので年寄りが入ったら死ぬと思う。危険。
ここにも露天風呂があったのでまったり過ごし、珈琲牛乳を飲み、マッサージ機に座る。
銭湯に入ると一時的に体力が完全回復するので素晴らしい。
1時間は機動力が大幅にアップする。…入った直後に寝たら最高に気持ちよかろうに。
ここいらで宿泊してもいいんだけど、時間がまだちょっと早いのでもうひとつ向こうまで進む。

標識

22:04 米原51キロ、大垣18キロ
大垣が時間的にちょうど良さそうだ。ちゃんと市街地…あるかな?

この季節のこの時間でさらに風呂上りなので死ぬほど気持ちいいんだけど
流石にずっと自転車漕いでるとうっすら汗が滲み出て来る。
道中茶とアイスを購入。アイスの中でも5本の指に入るホームランバーと
受験時代に何故か妙によく飲んだラブボディ。

23:16
大垣に入った。…何も無い。悪い予感は的中したようだ。
ただ銭湯をまた発見。壁から物凄い温泉の香りがして辛抱たまらず
さっき入ったばかりなのにまた入ってしまう。400円。
24時で営業終了なのであまり過剰にゆったりできなかった。
店主にこの辺に市街地は無いか聞いてみる。
「この辺はなーんもないよ。岐阜までいけば何でもあるがなぁ…」
おっちゃん、ここも岐阜だよ。
岐阜市以外は岐阜じゃない、って意味ならこの辺は絶望的っぽい。
愕然としながら国道21号に戻って暫くすると…

光が見える

おっ?なんか店っぽいのが見えてきたよ?

救いの手

あった!救われた!心の底から感動。
さっきのおっちゃんもにくい演出するなあ。
銭湯から30分も走っていないので、状態も良好。今日は眠れそうだ。

朝6時までのナイトパックで1500円。以降一時間400円らしい。
なんか割引券があったので、7時まで休んでも大丈夫そう。
当然のようにネットの出来る部屋を頼んだが、
よく考えたら別にネットする必要も無かったので
iPod盗電のセットだけして早々に眠る。
あとカウンターでラグナロク1dayチケットを売っていたので
アカウント維持のために一枚買って持ち帰ることに。
この店は立地の為もあってか比較的客が少なく静かで大変宜しかった。
アンメルツ処方を忘れずに。

走行距離:89km 平均時速12.4km 今回はおとなしめだけど疲れはかなり来た。

五日目 20日最終日 全力を尽くして

朝6時前に目が覚める。やはり熟睡はできないな。
モーニングが6時からなのでそれを食べてから行くことに。
もう何回もネットカフェを利用したのにまだ一回も本を読んでないので、
適当にファミ通を拾ってきて6時まで時間を潰す。
…暫くしない間に全然知らないゲームだらけになってるなぁ…
FF7の続編?ちょっとやりたいな。
6時。モーニングを注文。

モーニング

トースト、ポテトサラダ、ウインナーにオムレツ、ハッシュドポテトがついて
なんと150円。安すぎる。最高。ドリンクはフリーだし。
今後は旅行の際の宿泊は食事も含めて漫画喫茶を利用することにしよう。

さて出発。うーん、残り距離がかなり微妙。
恐らく残り150キロくらいだろう。一日で行くにはちょっと辛いし、
二日かけると宿泊費が痛い。まぁ兎も角進むか。

関が原

関が原進入。…なんだ、体がヤバイ。時速10キロ程度しか出せない上吐き気がする。
通常時は遅くとも14キロは出せるのに…10キロは想像以上に遅いぞ。
これから一応山越えなんだけど…今度こそ死ぬかもしれん。きつすぎる。
5時間も寝たはずなのに…
気温25度くらいしか無いのに汗がダラダラでてくる。熱っぽい?
蓄積された疲れが一気に放出されたらしい。パチスロじゃないんだから勘弁してほしい…
しかし前にも後にも何も無いので進まざるを得ない。
頻繁に道に座って休憩しながら、半死半生で進む。

登った

進むこと約2時間。無我夢中で上り坂を押して上る。上り坂終了の看板が!
下り坂で体力回復だ。でもまた上り。上ったり下ったりを繰り返す。
まぁ石樽峠に比べたら屁みたいなもんだ、こんなのは。
なんか関が原戦場跡とか見る価値のありそうなところが結構あるけど
この体力で見に行くなんて考えられない。

あと88キロ

なんかえらく光がはいってるけど京都88キロ米原14キロ。
ゴールまで130〜40ってとこか…とりあえず米原で休憩したい。

緩やかな下りが続き、米原到着。

もういっぱいいっぱいで道中写真撮ってる余裕もない。

21号線が終わり、8号線の分かれ道に。
琵琶湖の上を通るか下を通るかの選択。間違えて上を選ぶと下手をすれば+300キロだ。
ここから一気に下り。

米原 

JR米原駅 9:35

思えば名古屋、大垣、米原と
コミケ行き電車の乗り換え要所を一杯
通ってきたのだなぁ


9:52 大津56km 近江八幡28km さて、…まだまだか。

途中セブンイレブンへ。チョコパイアイスなんて美味そうなのを見つける。
…やっぱチョコパイはノーマルのほうが美味いな。

パチンコパチスロをいっぱい積んだ素敵なトラック
これくらいしか注目するものも無い平坦な道をどんどん進む。

敗れた夢

12:57 2日目の朝見た廃墟となったパチンコ屋が完全に潰れていた…
なんかこの辺まで来ると吐き気とかはおさまり、今度は足の感覚がなくなってきた。

ドラゴン

13:10 竜王町の名所?の名前。アグリパーク竜王、竜王ドラゴンハット。
なにこのドラクエみたいな名前。特にドラゴンハットは是非見たいけど如何せん遠いので諦め。
道なりに竜王鏡の里という道の駅があったので、そこで飲み物休憩。
ラフランス果汁100%ジュース。たしかに梨のツブが入ってる。
説明書きを見ると「飲みすぎるとおなかが緩くなることがあります」とある。困る。

さらに延々とつまらない道を進む。もう足の感覚がない。
カラオケやゲーセンで休憩しつつ、16:15 大津到着。
大津→京都の山登り。死ぬ。死んでしまう。マジやばい。
しかし真のラスボスは次の山だ。

ラスボス

本気でやばい。足ガクガクする。既に体力限界を超えた。
気合だけで上りきる。下りを一気に駆け下り、ついに京都に到達。
ここから生死の淵をさまよってたので写真がほとんど残っていない。

とりあえず京都で飯を食ったあと一気に大阪まで帰る予定だったが、
ちょっと体が想像を超えたえらいことになってるので躊躇する。
コインランドリーと銭湯を探し、とりあえず銭湯で休憩することに。
洗濯には相変わらず1時間近くかかるので、ゆっくり飯屋を探す。
せっかくだから京都っぽいものを食べようと適当に入った高そうな店でぶぶ漬けを注文。
これが780円もするくせに米に茶をかけただけで調味料も何も無い本当のお茶漬けと
いろんな漬物が7種類くらい出てくるだけというぼったくり料理でがっかり。
いやまあ、ぶぶ漬けってそういうもんだろうけど…
全然足らないのでスーパーでバナナを一房買って食べまくる。
いっそ京都で一泊できればと思い京都の友人に頼んでみるが都合が合わなかった。
洗濯が終わったので銭湯へ。
これが超大衆浴場で、今までの施設に比べて大幅にグレードダウン。
主人の態度もなんかそっけなく気分悪。
ここにも電気湯があったが、電気が強めで筋肉痛が暫く痙攣して戦慄した。

とりあえずリフレッシュしたので、さっさと大阪を目指す。
8時30分頃出発。最速で20日中に帰れそう。1号線から171乗換え。もはや慣れた道だ。
しかし足が不味い。とうとう腕、腰、肩、首まで全身が痛み出す。
これは今日中に帰らないと明日は完全に行動不能だ。

道中何度もゲーセンやすき家で休憩しながら、朦朧としながらひたすら進む。

もう家は目の前だ。あと1キロ、500m、400m…
ついに我が家が目視可能な距離に到達。感動の再開…
と、ここにきて、
「はーい自転車検問ですーちょっと防犯登録しらべさせてもらいますよー
この自転車どこで買ったの?家はどこかな?」
家は、そこじゃあぁあぁぁぁあぁっぁああぁ

24:40頃ついに帰宅。最後の最後に感動のシーンを警察にぶち壊された。
こんなオチ有り得ない…

走行距離:163.84km 平均時速13.0km。 最長記録。

名古屋旅行・終了

翌日21日。
丸一日眠りこけるかと思いきや、意外と12時前に目がさめ、このレポートを書く。
アンメルツパワーで筋肉痛は限界まで抑えられている。
足を伸ばして力を入れると変な筋肉が出来ていた。
5日分のレポートとなると、食事以外本気で全時間レポート作成に費やしたというのに
完成が夜3時過ぎになってしまった。

合計走行距離:518.2km。ただ疲れた。
誰か是非石樽峠を自転車で走破してほしい。

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