四国横断 後編
五日目 26日
贅沢な時間の使い方
7:30頃起床。ホテルのモーニングバイキングを食い漁り、一服の後 10時にチェックアウト。 とりあえず再び道後商店街へ向かい、商店街食べ歩きツアー。
|
水と栗タルト
四国銘菓の栗タルトにゃーの
100円 思えばタルトなんて名前は良く聞くけど 実際目にしたのは初めてな気が。
そしてこの水がとんでもなく不味い。 変わった銘柄を飲むとこれだ。 やはり安牌のクリスタルカイザーにしておこう。 |
|
いよかんソフト
伊予柑も名産。200円。 土産屋は伊予柑ちゃんなる蜜柑に顔のついたキャラクターに 占拠されてるほど。 |
|
濡れおかき
焼き鳥みたいだけど濡れおかき。200円。 一応ガイドに乗ってたので… 二度目に秋葉原へ行った時、キオスクで買った濡れおかきで 食中毒になって地獄をみた痛い思い出。 |
|
坊ちゃん団子と抹茶セット
坊ちゃん団子はシンプルイズベストの美味さ。 それはいいけどこの抹茶セット、600円。 …これはいくらなんでも高すぎる。 同じ団子、温泉の二階席で80円で売ってたのに。 |
そしてこれが道後温泉だ!
ちなみに昨日の二階席はこれ。
からくり時計と足湯。からくり時計はスーパーロボットの如く変形して萌え。 これがこんなになります。
|
道後温泉駅
坊ちゃん列車の終点。 レトロな雰囲気が良い。 |
道後商店街も歩き尽くしたので、市街地の商店街へ。 スロットを打って勝ったり負けたりしながらダラダラ。 ダラダラするのにも飽きたのでネットカフェで九州行きフェリーを調べる。 どうやら九州行きは一日一便、朝7時くらいにしか出てない模様で、手詰まりに。 もう四国を南下する気は失せていたので今日は休養日に決定。 そのままネカフェでカイジを読み漁りダラダラ。 ゲーセンでメルブラやってダラダラ。 こうして旅先でどこでもできるようなことをしてダラダラするって贅沢。 無駄と贅沢は紙一重! 去年名古屋行ったときも丸一日10時間くらいゲーセンにいたなあ… 九州が陸続きなら走ったんだけど。やはり海を挟むといろいろ縛りが増えて困る。
何もしないまま夕日が沈み、夕飯を食いに三度道後へ。
大黒屋「大黒ばら寿司定食」1200円也 いろいろ乗った冷やしうどん。美味かったけど、またうどん…
この後再び温泉前のパチ屋で3万GET。今日の浮きが2.5万近くに! ―何もせず、資金だけ増えた一日。こんな日があってもいいじゃない
流石に今日もホテルに泊まるのは贅沢すぎるのでネットカフェへ。 ここで今更ながら秘密兵器を投入。コンビニに売ってる「科学の耳栓」。 受験時代にお世話になった最強の耳栓。 限界まで音をシャットアウトするのでうるさい場所で寝るのに最適。
――隣の部屋のおばちゃんのうるさいことうるさいこと。 深夜2時だってのに大声で店員を呼んでエクセルの使い方を教わってる。 「この文字赤くしたいんだけど。」その次元で毎回店員を呼ばれるので 自分も店員も堪らない。科学の耳栓があってよかった…
さて、明日はどうするか… 九州へ渡るなら朝6時には起きないと厳しいし。 ここで時間や運賃を調べる。
学割3割引を考慮して 松山〜大分
2520円 大分〜神戸 6790円 計9310円 松山〜神戸 4960円 今治〜神戸
3990円
自転車旅行なのに交通費に一万近く払うのはちょっと… ここは自転車の利点を生かして、まず今治まで自転車で戻りそこからフェリーに乗ろう。 1000円ほど割安になるし、出航は22時だから十分遊べる。
五日目:走行距離23.2km
六日目 27日
ラスボス
科学の耳栓の威力が凄過ぎて超安眠。寝過ごして3000円取られる。 ――こんなことならホテルに泊まればよかった。 でもまあ、よく覚えてないけど非常に萌える夢を見たのでいいや。
とりあえず昨日行き損ねた松山城を観光。
朝一だったので他の観光客が皆無。誰もいない観光地は良い。
|
二の丸庭園
別に面白くもなんともないけど 誰もいないと別格。癒される。 入園料100円。 |
予想以上にキツイ石段を登り、頂上へ。休憩所があったので一服。
|
お茶と栗タルトセット
400円
まんまお土産屋に売ってる ハタダの栗タルトにゃーの 美味しいけど高い… 雰囲気代か。 | そしてちょっと歩いて松山城が目前に。
天守閣は工事中…っておい! 仕方ないのでとりあえず潜入。入場料500円。
これが天守閣からの眺めだ!ぶっちゃけありえない! 小天守閣は工事してなかったので一応風景は拝めたけど…
城を下り、お土産ゾーンへ。
|
バラソフト
薔薇って。好奇心に突き動かされる。 ほのかに薔薇の香りで美味。
あと地酒ソフトとか珍しいのもあったけど ソフトばっかり食えないので断念。 | ふと見るとリフトがあったので乗ってみる。260円。
気持ちよかったけど普通は上りをリフトで、下りは歩いて帰るんじゃないか。 下山後リフトの終点から自転車をとめた場所まで1キロくらい歩く空しさ。
最後に4度目となる道後へ向かい、初日に食べたおいでん屋へ。
三津の朝市日替わり定食。1000円也。 北条風鯛めし、うどん、冷奴、刺身。優雅!
直後、温泉前のパチ屋で1000円勝ち。食費が浮いた!
さて、やることはやったのでそろそろ今治へ向かってスタート。 今治までは約40km。のんびり行っても3時間で余裕で届く距離。 ―どうでもいいけど今治(いまばり)をずっと「いまじ」って読んでて赤っ恥をかいた。
あれれ?山道になったよ? ―どうやら間違えて317号線へ入ってしまった模様。
海際が進むべき196号線。中ほどの道が317号線。30km級の超山道。 暗雲立ち込める…!(ざわ…ざわ…)
ダムとか、景色はいいんだけど…
自転車に許される走行スペースが常にこれだけしかないので 対向車が来るたびに命の危機。 延々と走る。一時かなり体力がヤバイことになったけど かの「酷道」421号線石樽峠をママチャリで超えたことを思えば雑魚同然。
|
15:37
水ヶ峠トンネル
全長約2900m。長距離トンネルは良い。 中ごろに来ると寒い、暗い、埃っぽい。 妙にテンションが上がる。 | タオル美術館まで10kmの看板。行きたい…
行きたいけど! タオル見るために山道を往復1時間ってのはなあ… 断念。 ひた走る。
|
17:00 今治
山を下りついに市街地が! 今治市街到着。 港まで2、3キロ、出航は22時なので まだまだ時間がある。 コインランドリーを見つけて洗濯中 大量の蚊に20箇所くらい噛まれてテンションダウン。 あと今治駅。 |
夢庵とかいう和風ファミレスでカツ煮定食1000円。最後の晩餐。
残り3時間近く、全くすることが無いのでゲーセンで時間を潰し スロットで4000円ほど勝ちフェリー代を回収。 そんなこんなでフェリーの時間になり出航。
このダイヤモンドフェリー、長距離フェリーだけあって 浴場や大きな食堂も完備しててホテルのよう。 しかし22:35の乗船ですぐ浴場へ行ってたら23時(消灯時間)になってしまい 雑魚寝部屋の電気を消されてしまったので何も出来ず就寝。
六日目:走行距離5821km
最終目 28日
雨、帰宅
朝5:30、神戸ポートピアランドの港に到着。外に出ると…雨! この一週間運良く降られなかった雨に最後に降られる。 船に別れを告げ、レインコートとレインズボンを装備し出発。
暫く走って日が出てくると雨具が蒸れて気持ち悪いことこの上ないので コンビニで折り畳み傘を買ってそれで凌ぐ。 2.5時間ほど走ると雨も上がり、ラストスパート!
|
8:40 大阪入り
帰ってきたどー あとちょっとだ! | 松屋の朝定食で一服し、いよいよゴールの市内へ。
わたし、がんばったよね
…もう、ゴールしていいよね
休んでも…いいよね…
9:45
…ゴール…っ
――そして今、レポートを書いている。
七日目:走行距離39.8km 総走行距離
445.1km 四国横断の旅、終了――
|