広島旅行 中編


三日目 23日(土)

まずはホテルで朝食。バイキングですってよ!

超豪華バイキング

9:03 本日の朝食 ホテルの超豪華バイキング

バイキングの料理全部取ってこれか!昨日の喫茶店のほうがよっぽど…

10時にチェックアウトし、暫く岡山市街をウロウロ。
商店街にメロンブックスを発見!

メロンブックス岡山店

メロンブックス岡山店は駅と平行に走る表町商店街のアニメイトの二階、らしんばんの隣!
って2階がフレームアウトしてるし…

オリエント美術館 

岡山市立オリエント美術館

古代オリエント時代の装飾品とかが展示されている。
有名なハムラビ法典のレプリカとアッシリアレリーフは必見。
昔に受験で世界史かじった程度でもそこそこ楽しめる感じ。
受験生やそういうの専門の人、
よくわからないものに興味がある人にはオススメしたい。

お土産にスカラベとヒエログリフの"目"のアクセサリを購入。
ベルとリプレイが揃いそうだ。


パチスロ博物館 

パチスロ博物館

…って実はただの普通のパチンコ屋。
バラエティコーナーになんと59機種も!
見たこと無い機種もいくつか有ってなかなか圧巻。

…客付きが信じられないほど悪かったので打たずにすぐ撤退。
12時で8割くらい朝一状態って。

オマケ:これが本当のジャイアントパルサー

霧島の天然水 

【水列伝 part.7】

「霧島の天然水」 硬度:160 (軟水)


ファミリーマート限定らしい。
日本の水にしては硬度高め。

岡山市街もそこそこ見たところで広島にむけて再始動。
前日寝まくったお陰で予想以上に体力も回復。げんげんげんき。
広島まであと152km、無理したら1日でいけるか…?

100円マック

12:34 本日の昼食 100円マック三品

なんでここにきてマクドナルドなんかに入ったんだろう。全く理解しかねる。
100円マックに新しく増えたマロンパイが気になったので食べたけどまあ普通。

ひたすら2号線を進み、倉敷市街に近づいてきたあたりで信号待ちしてると
突然マウンテンバイクに乗った二十歳前後の外国人男性二名に取り囲まれる!
え、なに、倉敷マフィア!?

「アノ、スイマセン」
「え、な、なんですか」
「以前ニ、私達ミタイナ者ニコウヤッテ声ヲカケラレタ事アリマスカ」
「(…あるわけねえだろ!)」
「今何シテルンデスカ」
「はあ、旅行中でして…」
「ドコカラ来ラレタンデスカ」
「大阪から…」
「ヘエー結構遠イデスネ(淡々と)」
「(こいつ絶対大阪の場所知らねえよ)」
「ソレハ、宗教的ナ目的デスカ」
「(……ハァ!?)いや、違うけど…」
「実ハ私達、キリスト教宣教師トシテ云々…」
なんてスポーティな宣教師!あんたら熱心すぎだ!

その後生きる目的について語らせてくれとか言われるも丁重にお断りして先へ。
宣教師二人は次の獲物を求めてマウンテンバイクで颯爽と去っていきました。
なんか倉敷には私達みたいなのがいっぱい居るとか言ってたなあ。怖いなあ。

倉敷市街に寄ってちょっと散策していくつもりだったのに
宣教師のせいですっかりペースを乱されそのまま直進。

酸素水 

【水列伝 part.8】

「酸素水」 硬度:? (軟水)

酸素が通常の5倍入ってるらしいけど
味は全く変わらないし
科学的にも何の効果も無いらしい。
フラシーボ効果に期待。

大して何も無い道を走り続け、尾道まであと21km
あと1時間半もすれば余裕で着くけど、そこから広島までは何も無さそうだし…
倉敷に寄っていったらよかった。今日は尾道で一泊かな。

福山駅 

福山駅 17:26 


今思えば福山でちょっと時間潰して夕飯食べてから出発すべきだった…
でも何故か気持ちが焦ってそのまま尾道に向けて出発。

尾道まであと15kmほど。こんなの楽勝、と余裕ぶっこいでた自分が恨めしい。
福山―尾道間は結構山だらけでね…

第一のトンネル

このトンネルを皮切りにトンネルが続く続く!
今日のトンネルは歩道がついてるのでその点は安心なんだけど
最初の5個くらいを抜けたあたりから段々と困ったことに。
トンネルを一個抜けるごとに自転車は山を下らないといけない!
そして間髪いれずに再び山を登り、トンネルをくぐり、山を下る。

暗闇の恐怖

そうこうしてるうちに日が落ち…
…なんと自転車動には一切街灯が無いことが判明!
しかも手持ちのライトは対向者に気付かせることが主な目的の白色光で
暗闇を照らす能力は殆ど無いときた。
真っ暗闇ではせいぜい2m先までしか見えない!

真っ暗闇の中、反射神経を研ぎ澄まし慎重に慎重を重ねて坂を下り、手押しで上る。
いつまで続くとも知れないこの繰り返し。
精神的にも肉体的にもかなりヤバイ。夕食もまだだし水もなくなりそうだ…
この時期の夜の山間部は相当寒く、そして何より怖い!普通に霊的に怖い!

そうして1時間近く上り下りを繰り返したところでなんと行き止まりになり、
半ばパニックになりながら少し引き返すと2号線の下を通って対向車線側に渡る道を発見。
そして再び2号線に沿って山を上り始めるのだがこれが異様に長い。
気付けば2号線より遥か上の山道。
下の2号線を通った車のライトに照らされて山に自分の影が映ったときなんかもう…!
とうとう道も砂利道になり、ガードレールも無く一歩踏み外せば崖。
歩くたびに顔にくもの巣が引っ付き、野鳥が顔面に直撃。
遥か下を走る2号線もどんどん離れていくし、無理、もう無理!
ここでライトの電池が切れたりしたら失禁しかねないくらいの恐怖に耐えかねて後戻り。

暫く戻ると標識を発見。
どうも2号線が枝分かれしてたのか、何が何やらさっぱりわからないけど
来た方向からは見えないその標識が正解らしく、謎の山道をなんとか脱出。
後で地図を見たら少なくとも途中までは松永バイパスってのを通ってたっぽいけど…

脱出して暫くするとまた真っ暗な上り坂に。本当に何も見えなくて想像を絶する怖さ。
でも2分に1回くらい車が通るので今度は正しい道と信じてひたすら上る。
何度すれ違う車に助けを求めようと思ったことか…
途中で水も尽き、いよいよ遭難かと思われたところで十字路に出る。どっちを見ても山道!
進路は3つ。標識も何も無く、これを間違えるわけにはいかない…

途方にくれること数分、すぐ脇に一台のタクシーが止まる!
運転手が出てきて――立ちション開始。
立ちションが終わったのを見計らって道を尋ねる。気まずそうな運転手。
「市街地?繁華街か。あー、その道を下ったらええわ。」
その時運転手が神様に見えた!恐怖からの解放に思わず涙が!
運転手に最大限の謝辞を述べ、でも握手はせずにいざ市街地へ!

山を下る間本当に目が潤んだのは内緒。

これを見たあなた、日が暮れてから松永バイパスを通って福山から尾道まで行って下さい。
それだけが私の願いです。

尾道駅 

尾道駅 19:43 


ついた… ここで丁度100kmOver

とりあえず夕食、夕食を!
この極限状態で尾道ラーメンなんて言ってる場合じゃ無い。
まともな定食、なにか…

ヴァンビエール

ビストロ ヴァンビエール…君に決めた!

本日の夕食

20:17 本日の夕食 洋風懐石膳とカクテル

カウンター席で料理撮影する恥かしさに負けてブレまくり。
なんか料理メインのショットバー的なお洒落な雰囲気。
カクテルの一杯も注文せざるを得ない空気だったのでオススメを注文。
ウッチャンスペシャル(カシス、オレンジ、ソーダ)\500。
洋風懐石膳 \1550。
…高くついた。

さて、もういろいろ限界なので尾道で一泊といきたいところだけど
経験上この周辺にネットカフェは絶対に無い。
ヤマンバが出そうな民宿ならいくつかあったけどちょっと嫌だし…ホテルか。
といってもあまり選択肢も無く、一番安かったビジネスホテルへ。

Α-1

ホテルα-1 シングル1泊\5900

個人的にかなり予算オーバーな宿泊代に恐れおののきながらチェックイン。

本日の寝床

昨日のホテルのほうがよっぽど快適だったなあ…

優雅

いやしかし、流石はちょっと高級ホテル。用意が良いね。
夜食に買ってきたミスドのドーナツをつまみながらミニボトルを一本。
さらに超高いホテル内自販機のおつまみも追加して良い気分で就寝。
尾道だけでかなりの予算オーバー!きっつい!

三日目:走行距離101.91km 最高速度38.0km/h 平均速度14.8km/h


四日目 24日(日)

チェックアウト時間は10:00。
なんか土日に宿泊するとチェックアウトの時にガラガラ抽選がうけられるそうで。
たしか玉の総数は宿泊客の数と同じ、だったかな。
その中に当たりが2個、1等は1/10オンス金貨(8000円くらい)、2等が5000円分の宿泊券。
当たり玉が全部出た時点で抽選会終了。
客が1人チェックアウトするごとに玉が1つ減っていくわけだから
当たり玉が出ない限りギリギリにチェックアウトするほうが有利、みたいな。

9:30頃にチェックアウト。
1等はもう出たみたいだけど2等はまだらしい。
さあ、スロッターなめんなよ!

ガラガラ。








当然

俺はガラガラ抽選においても頂点に立つ男


さて、宿泊費も浮いたことだし尾道ラーメンでも食おう。

尾道ラーメン

9:56 本日の朝食 駅の改札脇の尾道ラーメン

明らかにどうでも良さそうな店で食べてしまった。まあ美味しかったけど。
何を急いでたんだろう、もうちょっと有名な店探して食べればよかった…

しまなみなのね

あれがきっとしまなみ街道。
出来ればしまなみ街道を半分くらい走ってみたかったけど
半分を往復するだけで一日かかりそうだし、残りの体力はせいぜい一日分…
渡りきったら四国の旅になっちゃうし、これは難しいな。

というわけでしまなみ街道は諦めて暫く尾道をウロウロ。
寺巡りがメジャーっぽいけど全く興味ないのでを5秒くらい眺めて出発。

広島まであと83km。いける。
ちょっと回り道しても一日で着く余裕がありそうなので、瀬戸内海を満喫すべく
2号線→185号線→432号線→2号線のちょっと海沿いルートを選択。

CONTREX 

【水列伝 part.9】

「Contrex」 硬度:1551 (硬水)

出ました、フランスが誇る超絶硬度の硬水。
水の味なんかわかんねえよFuck!という諸兄も
これを飲めばあまりの異様さに顔をしかめること請け合い。
なにが美味しいのかさっぱりわからない。


澄み渡る空

瀬戸内海が見えてまいりました!

果てしなく続いてく

消える飛行機雲〜

ビーチ  しまなみ?

こう景色が良いと疲れも忘れる。

丁度腹が減ったところでお洒落なカフェ発見。すっごいアングル悪いけど。

本日のパスタ

13:30 本日の昼食 パスタセット(サラダ、スープ付き)

結構有名なのか、ちょっと昼飯時を外した時間なのに常に順番待ちの客が耐えない様子。
テラスからは道路を挟めばすぐ瀬戸内海という最高の見晴らし。
通されたのはカウンター席だったから全く見えなかったけどな!

竹原駅 

竹原駅 14:45 


さあ、良い景色も終わり。
ここから432号線、2号線と進めばゴール!
最後も恐らく山道、気を引き締めていこう。

からだにうるおうアルカリ天然水 

【水列伝 part.10】

「からだにうるおうアルカリ天然水」 硬度:40 (軟水)

Contrexの後なので超美味しく感じたけど
日本の水の違いなんか判らない。


さて、予想通りの山道になってまいりました。
昨日と同じく、2号線の側道を下っては上る繰り返し。

棘が刺さった  清流

ちょっと気を抜くとすぐ栗拾いが楽しめちゃったり
清流に癒されちゃったりするので侮れない。

復帰

この上の道が2号線。
暗くて判らなかったけど昨晩はこんな道をずっと走ってたんだろうか…
この道も夜はヤバそうだなあ。

山道でえらいもん見つけたりしながら(子供は見ちゃダメ)東広島市入り

名所?

「街道の名所 三永の石門」だって。なにそれ

広島まであと27km
大阪パワーで頑張る!

COURMAYEUR 

【水列伝 part.11】

「COURMAYEUR」 硬度:1612 (硬水)

初めて見たイタリアの超硬水クールマイヨール。
まさかContrexを上回るとは…!
しかもお値段200円!飲めたもんじゃない!
こんなのを好んで飲む水マニアの親の顔を見てみたい。

こうすい きけん のんだら しぬで


もう少しだと思うと俄然元気が出てきて、川沿いをひたすら疾走。

見えた!

ついに広島駅の文字が!
しかしここからが妙に遠く、なかなか辿り着かない!
途中にあったなんか綺麗な橋

急ぐ気持ちを抑え、途中のスーパー銭湯で一休み。
ここが一風呂750円というトンでもない値段でびっくり。
いくらなんでもボッタクリだ!

走行距離もいよいよ100kmを越え、広島駅は目前…!

どんどん町並みが騒がしくなり、そして…

まさか

これが…まさか…

ゴーール

着いた――――っ!

20:06 広島駅 到着

まずは寝床の確保だ。目に付くホテルをかたっぱしから当たり、
一番安かった駅前の広島ビジネスホテルへ。
まさかホテル3連荘になるとは。

楽園

シングル 1泊 \4725 風呂トイレ共同

風呂トイレ共同でこの値段か…まあ広島駅の目の前だし仕方ないか。
風呂はさっき入ったしね。

寝床を確保したところで早速広島焼きを食べに出発!
尾道ラーメンの教訓を生かしてどうせなら美味いところで、と思ったけど
ちょっと遠そうだったのでそれは明日にし、駅の2Fの食堂街っぽいところで。

広島焼き

21:03 本日の夕食 広島焼き

本場の広島焼きって初めて食べたけどほとんどもやしとキャベツか。
お好みソースつけた野菜炒めを食べてるような感じが。
イカ天が入ってるのが良いね。
あと学生は100円引きだった。学生最高。

ホテルに戻り、夜食に美味そうなプリンを食べてTVを見ながらいつのまにか就寝。

四日目:走行距離 106.27km 最高速度 44.0km/h 平均速度 14.4km/h

さー、あとは適当に観光して帰るかー。

後編へ続く